創傷治癒に新しい治療を導入しました

糖尿病性の潰瘍や静脈のうっ滞による潰瘍は、なかなか治らないこともよく見かけます。適切な圧迫療法や創部の洗浄、陰圧療法などを組み合わせるのですが、それでも難治性の場合もありました。最近ヒトの羊膜・絨毛膜を使用して移植する治療が保険適応になっています。羊膜・絨毛膜はヒトの赤ちゃんを包む子宮内に存在する組織で、様々な傷の治癒促進にかかわる物質を放出することがわかっています。使用要件には制限はありますが、当科ではこの製品の使用を開始しております。今まで治らない潰瘍でお困りの患者さんにとりましては選択肢の一つになり得ると考えています。

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